キャリアJUMPはあらゆる職業について徹底解説する『職業図鑑』です。WEBディレクターは、Webサイトの企画立案や制作、運用における責任者の立場で、Webエンジニア、Webデザイナー、ライター、SEO担当者といったWeb 制作に関わる人たちをまとめ、進行や品質に問題ないかチェックし、プロジェクトが円滑に進むように調整するの仕事です。しかし直近ツールの進化やビジネスモデルの変化に応じて、WEBディレクターの求められるスキルも変化しています。記事の中では現役のwebディレクターからの体験談も掲載しているのでぜひチェックしてみてください。
カスタマーエンジニアの仕事内容
導入する機器の提案や選定
カスタマーエンジニアは、顧客のビジネスニーズや課題を深く理解し、最適な機器やシステムを提案・選定する役割を持ちます。これには、現場の状況や要件を詳細にヒアリングし、その情報を基に最新の技術トレンドや製品の性能を考慮して、最も適切な機器を選び出す能力が求められます。また、コストパフォーマンスや将来的な拡張性、互換性なども考慮しながら、顧客にとって最良の選択をサポートします。この過程で、カスタマーエンジニアはメーカーやサプライヤーとの連携も重要となり、製品の詳細情報やデモを取り寄せることも日常の業務となります。
導入する機器の設置
機器の選定が完了した後、カスタマーエンジニアはその機器の設置や導入を担当します。これには、物理的な設置作業だけでなく、機器の初期設定やネットワークとの接続、システムとの統合など、多岐にわたる作業が含まれます。特に、既存のシステムや機器との互換性を確保しながらスムーズに導入するための知識や技術が必要となります。また、設置後の動作確認やテストを行い、問題がないことを確認することも重要な業務の一つです。
新しいシステムやサービスを導入した後のサポート
システムや機器の導入後、カスタマーエンジニアはその運用サポートを提供します。これには、日常的なトラブルシューティングや定期的なメンテナンス、アップデート作業などが含まれます。顧客が新しいシステムや機器を効果的に活用できるように、操作方法のトレーニングやユーザーマニュアルの提供も行います。また、導入後に発生する様々な問題や要望に迅速に対応し、顧客のビジネスが中断されることなくスムーズに進行するようサポートします。この過程でのフィードバックは、今後の製品改善やサービス向上のための貴重な情報となります。
カスタマーエンジニアとシステムエンジニアとの違い
一方、カスタマーエンジニアはハードウェア部分、特にPC、Wi-Fi、コピー機などの物理的な機器に関する業務を中心に行います。これには、機器の選定、設置、メンテナンス、トラブルシューティングなどが含まれます。彼らは顧客のオフィス環境を最適化するためのハードウェアの専門家として、日々の業務をサポートします。
カスタマーエンジニアに必要な資格/スキルは？
ITパスポート/基本情報技術者などのIT系の資格
カスタマーエンジニアとしての業務を効果的に遂行するためには、ITの基本的な知識やスキルが求められます。このため、ITパスポートや基本情報技術者などの資格は非常に有用です。ITパスポートは、ITの基本的な知識を持っていることを証明する資格であり、ビジネスの現場でのITの活用方法やリスク管理の知識が試されます。一方、基本情報技術者は、情報技術の基礎知識や、システム開発の初歩的なスキルを証明する資格です。これらの資格を取得することで、カスタマーエンジニアとしての信頼性や専門性を高めることができます。
電気工事士/電気通信設備工事担当者などの電気系資格
カスタマーエンジニアは、ハードウェアの設置やメンテナンスを行う際に、電気的な知識や技術が必要となることが多いです。このため、電気工事士や電気通信設備工事担当者などの電気系の資格は大変役立ちます。電気工事士は、電気工事の基本的な技術や知識を持つことを証明する資格であり、安全な電気工事を行うためのスキルが求められます。電気通信設備工事担当者は、通信設備の設置や保守に関する専門的な知識や技術を持つことを証明する資格です。これらの資格を持つことで、カスタマーエンジニアとしての作業の幅や安全性を高めることができるのです。
カスタマーエンジニアに未経験から転職するには？
結論カスタマーエンジニアへの転職は、IT/電気系の職を全く経験していない状態での転職は難しいです。ただし、下記に書いているような経験を積むことで採用されやすいケースもあります。
まずはSEとして働いて実績をつける
カスタマーエンジニアへの転職を考える際、システムエンジニア(SE)としての経験は大きなアドバンテージとなります。SEとしての業務経験は、ITの基本的な知識やシステム全体の理解を深めることができ、カスタマーエンジニアとしての業務にも役立ちます。SEとしての実績や経験を積むことで、技術的な背景や問題解決能力を身につけることができ、カスタマーエンジニアとしての職務にもスムーズに移行することが可能となります。
電気系の資格を取得する
カスタマーエンジニアはハードウェアの設置やメンテナンスを行う際に、電気的な知識が不可欠です。そのため、電気工事士や電気通信設備工事担当者などの電気系の資格を取得することは、未経験からの転職を有利に進めるポイントとなります。これらの資格は、電気の基本的な知識や安全な作業手順を学ぶことができるため、カスタマーエンジニアとしての業務の幅を広げることができます。資格取得を目指すことで、未経験者でもカスタマーエンジニアとしての信頼性を高めることができるでしょう。
カスタマーエンジニアに向いてる人は？
コミュニケーション力がある方
カスタマーエンジニアは、顧客や他の部署との連携が頻繁に求められる職種です。そのため、スムーズなコミュニケーションが取れる能力は非常に重要となります。顧客の要望や問題点を正確に理解し、適切な提案やアドバイスを行うためには、相手の立場に立って考える柔軟性や、明確な伝達能力が求められます。コミュニケーション力が高い方は、カスタマーエンジニアとしての業務を効果的に遂行することができるでしょう。
説明能力が高い方
カスタマーエンジニアは、技術的な内容や複雑なシステムの仕組みを、顧客や非技術者にわかりやすく説明する場面が多くあります。このため、専門的な知識をシンプルかつ明瞭に伝える説明能力が必要となります。特に、トラブルシューティングや新しいシステムの導入時には、顧客の不安を取り除き、安心感を与えるための明確な説明が求められます。説明能力が高い方は、顧客との信頼関係を築く上で大きなアドバンテージとなるでしょう。
カスタマーエンジニアのキャリアパスは？
営業職
カスタマーエンジニアとしての経験は、営業職への移行に大きなアドバンテージをもたらします。カスタマーエンジニアとして積み上げてきた商品知識や顧客とのコミュニケーションスキルは、営業活動において非常に役立ちます。具体的な製品の特性や利点、顧客の実際のニーズに合わせた提案が可能となり、信頼性の高い営業として活動することができます。また、技術的な背景を持つことで、顧客の質問や懸念にも的確に応えることができるため、高い信頼を獲得することが期待できます。
インフラエンジニア
カスタマーエンジニアは、ハードウェアの設置やメンテナンスなど、インフラエンジニアと類似した業務を担当することが多いです。このため、カスタマーエンジニアとしての知識や経験を活かして、インフラエンジニアとしてのキャリアを築くことが可能です。インフラエンジニアとしては、システムの基盤となるインフラストラクチャの設計や構築、運用、保守などの業務を担当します。カスタマーエンジニアの経験を活かし、より深い技術的な知識やスキルを習得することで、インフラエンジニアとしてのキャリアを広げることができます。
