ITパスポートを活かせる仕事は?転職の役に立つの?

IT/web業界

「ITパスポートは学生向けの簡単な資格なの?」「転職には役に立たない?」「ITパスポートを活かせる仕事は何がある?」などの声が多く飛び交う、ITパスポートは注目を浴びている人気の資格です。

この記事では、そんなITパスポートを徹底調査しました!すぐにでもITパスポートに挑戦したくなるような内容になっているため、ぜひ最後まで読んでくださいね

☑この記事でわかること
・ITパスポートが履歴書に書ける資格なのか
・ITパスポートを活かした職種
・ITパスポート合格者・企業側が考える取得するメリット

ITパスポートとは?試験の概要を紹介[試験内容・合格率など]

まず初めに、ITパスポートとはどのような資格なのか確認していきましょう。

項目内容
受験費用7,500円(税込)
試験実施日程半年に一度各都道府県で実施、CBT試験は全国で随時実施
合格率約52%
難易度ITスキル標準(ITSS)のレベル1に該当、易しめ
合格基準総合評価が1000点満点のうち600点以上、各出題分野の評価点が300点以上

ITパスポートは国家試験情報処理技術者試験の一区分で、「iパス」とも呼ばれています。国家資格にあたるものですが、数あるIT系資格の中でも入門レベルの難易度に位置づけられるため比較的取得が簡単な資格です。

受験者が増加中!社会人からの注目度もUP

合格率は50%前後と易しめで、近年ますます需要が高まっているIT系の専門知識が身につけられるとして人気が高まっている資格です。特に社会人の受験者数が急増しているという特徴があり、その中でもITと直接接点の少ない営業職・販売職からの受験者数が増えていることから、IT業界に限らず幅広い業界の仕事に活かせる魅力的な資格ということが言えます。

出典

[CBT方式試験]で好きな時に受けられる!

ITパスポートの試験はCBT形式という方式で行われます。年に数回しか受けられない通常の資格とは異なり、全国各地にあるテストセンターから自由に日程を選んでコンピュータから受験できるのが特徴です。ある程度自由に受験日程を決められることで柔軟な受験スケジュールを立てられるため、「すぐに結果が知りたい!すぐに資格が欲しい!」なんて方にピッタリの便利なシステムですよね。ただし、試験会場や座席数には限りがあり、予約は早めに行う必要があります。ITパスポート試験のウェブサイトから各都道府県の試験開催状況や予約状況を確認し、その日に向けて勉強を頑張りましょう!

ITパスポートは履歴書に書ける資格なの?

結論、ITパスポートは履歴書に書く価値がある資格です

ITパスポートは社会人としての基礎知識とITスキルを証明する国家資格であり、就職や転職において有利になることが多いです。ITパスポートの取得が大学の入試優遇措置や単位認定の条件になることもあるほどで、ITパスポートが有用な資格であると広く考えられています。

ただし、「ITパスポートって簡単な資格だから履歴書には書けないんじゃない?」などと心配の方は多いですよね。確かにITパスポートは他の高度なIT資格に比べて入門的な位置づけなので、これを武器に転職活動を行うというのは少し厳しいかもしれません。しかし、「ITパスポートが役立った」という意見もあるため見てみましょう。

SE志望だった私は、主にIT企業を中心に就活をしていました。面接官によく聞かれたのが「文系なのになぜSE志望なのか?」ということでした。当然、こちらからはITに対する関心の高さを話さなくてはなりません。その際、iパスの資格を取得していたことが役立ちました。エントリーシートの資格欄に記載したiパスが面接官の目に留まり、そこから話が拡がりました。iパスの資格を取得していることが、ITに関心があることの説得材料になったと思います。
出典

さらに、ITパスポートはIT関連の技術職ではなく、IT業界以外でITの基礎知識が求められる職種に特に有効です。IT業界での転職を目指す場合は、後ほど紹介するより高度なIT資格とのダブルライセンスを検討してみましょう。

ITパスポートを活かせる仕事・求人は?

ここまでITパスポートは幅広い職種で活かせる資格と紹介しましたが、そんなITパスポートを取得できたらどんな風に役立っていくのかを、具体的な職種を例に挙げて解説します。

ITの基礎知識が必要な[IT関連のサポートスタッフ]

ITパスポートの基礎知識は、IT関連のサポートスタッフに活かせる資格です。システムエンジニアこそITパスポートだけでは難しいですが、テクニカルサポートやヘルプデスクのオペレーターなど、ITの専門知識が必要なサポートスタッフ職への転職で有利になるでしょう。

周りと差がつく[IT企業の営業職]

「ITパスポート」と求人サイトで入力してみると、ITエンジニアだけでなく営業職や事務職のものも多くヒットします。IT企業の営業職を希望する場合は、高度なITの専門知識が必要ないものの、それなりにIT分野への知見を広く持っていることが求められるでしょう。営業職は特別なスキルが要求されにくい業種ですが、基本的なIT知識があることで志望度をアピールでき、差別化が図れます

ITパスポートの取得が必須な[国家公務員]

一部の省庁では、ITパスポートの資格合格が必須とされています。ITパスポートは情報セキュリティに関する知識を勉強できるため、国家公務員としての採用に役立ちます。情報セキュリティはあらゆる組織にとって重要な要素であり、地方公務員にも求められます。

ダブルライセンスならこの資格もおすすめ!

ITパスポートは難易度が易しい資格のため、併せて2つの資格を組み合わせることでよりスキルやキャリアの幅を広げることができます。しかしどの資格でも多くとればいいというわけではなく、ダブルライセンスは組み合わせが非常に重要です。ITパスポートにない部分を補える資格や唯一無二の人材を目指せる意外性のある資格など、自分のキャリアパスに合った資格を慎重に選んでいきましょう。

ITパスポートのワンランク上のIT資格[基本情報技術者]

ITパスポートより少し難易度が上がるIT資格に、基本情報技術者資格があります。この資格はITエンジニアを目指す方やIT関連の仕事を希望する方に適しており、難易度は高めで合格率は約40%程度です。ITパスポートで基礎を学んだ後基本情報技術者資格を取得することで、より高度なITスキルを身につけることができます。

事務職志望なら必須と言える[MOS資格]

MOSは、WordやExcel、PowerPointなどのMicrosoft Officeアプリケーションを使いこなす能力を証明する資格です。この資格はパソコンを使用する多くの企業で重要視されています。ITパスポートで学んだ知識をフルで活用できることをアピールするには、実用的なPCスキル学べるMOS資格がとてもおすすめです!

経理・会計職を目指せる[日商簿記検定2級]

事務職を志望する場合、日商簿記検定2級は必須と言える資格です。この資格は経理や会計の職種を目指すだけでなく、経営や金融業界などさまざまな仕事に役立ちます。ITパスポートと簿記の学習分野には一部重複があり、両方の資格を持つことで財務分析や経営成績の理解に役立つスキルを得られます。

データ分析に強くなれる[統計検定2級]

統計検定はデータ分析を行うのに必ず必要になる専門知識を学べる検定で、ITパスポートと合わせて取得すれば、ITパスポートで培ったIT技術をよりデータベースでかつビジネスに活かせるようになります。近年ビッグデータや人工知能の活用が広がっている中で、IT技術に併せてデータの解析ができる人材が重宝されている傾向にあるため、ITパスポートとのダブルライセンスにおすすめの資格です。

1~4級とある中でも2級がおすすめな理由は、準1級では難易度が高すぎる点と、3級までの大学レベルを超えた標準レベルなので十分アピールできる点からです。ITパスポートの基本知識にプラスして取得することで、マーケターやシステムエンジニアなどより幅広いIT業界の職種への転職が目指せるようになるでしょう。

ITパスポート合格のためにおすすめの勉強方法は?

ITパスポートに必要な勉強時間は、150時間程度と言われています。これは1日2時間の勉強として、2~3ヶ月ほどを要します。

ITへの知識が少しでもあれば独学で問題ない

IT関連の経験や知識がある方は、独学で合格を目指すことができます。テキストを読んで問題集や過去問を解いていき、知識がある程度ある方は、テキストを読まずに問題集から挑戦することで学習時間を短縮できます。電子書籍の利用もおすすめで、スマートフォンで学習が可能で、通勤・通学の時間にも活用できます。

社会人は通信講座もおすすめ

IT初心者や仕事が忙しい社会人には通信講座が効果的です。通信講座のメリットは以下です。

☑通信講座のメリット
・耳からの学習ができる
・スキマ時間が活用しやすい
・わからない箇所は質問できる
・独学よりも時間がかかりにくい

多くの通信講座では、過去問がきっちりと分析されていて出題傾向に合った教材が手に入るため、効率よく勉強するなら迷わず通信講座を受けましょう。

過去問は無料でダウンロードできるの?

ITパスポートの過去問は公式サイトから無料でダウンロードできます。公式サイトを訪れ、試験に向けた練習や対策に役立てましょう。

出典

企業・学校の考えるITパスポートを取得するメリット

全社員向けのリテラシー向上策の一環で取り入れているのがiパスです。
 情報処理技術者試験制度はITの代表的な国家試験で、時代に合った出題がなされている点が魅力です。そのエントリーとして一番取りかかりやすいのがiパスだと考えています。マネジメントや経営戦略、法務系も含めて、ビジネスパーソンのスキルセットの基本を万遍なく学べるうえ、それらに対するデジタルの接点を体系的に理解できます。若手社員のベースラインの素養として適しており、会社が提供する自己啓発素材にふさわしいと判断しました。
出典【ITパスポート試験】企業の声【13】 (ipa.go.jp)
第一歩として着手したのが、組織全体のデジタルリテラシーの向上です。2021年3月末に、常勤・非常勤の職員および役員を含めた全役職員に「IT入門」と「デザイン思考の基礎」を学ぶeラーニング環境を提供しました。そこで身につけた実力を証明する手段として指定したのがiパスです。…組織のデジタルリテラシーが高まったことで、DX推進にも弾みがつきました。DX推進ビジョンのうち業務効率化については、議事録の自動作成システムや社内事務手続きの問い合わせに応えるチャットボットの導入など、その後もさらなる取り組みを進めているところです。
出典【ITパスポート試験】企業の声【12】 (ipa.go.jp)
iパスで学ぶ分野は幅広く、いずれも社会人として必要な知識です。またビジネスの世界では「知らなかった」では済まされない場面に遭遇することもあるでしょう。そのため、iパス取得を積極的に推進する企業は業界を問わず多数あります。しかし学生生活においても、専攻に関わらず、ITをはじめとする知識は欠かせないものです。社会に出てからiパス合格を目指して勉強を始めるよりも、学生の間に知識を積み重ね「知っておく」ことは何よりの財産になります。ぜひ多くの方に受験していただきたい試験です。
出典【ITパスポート試験】学校の声【11】 (ipa.go.jp)
タイトルとURLをコピーしました