秘書検定が活かせる仕事は?意味ないって本当?

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☑この記事でわかること
・秘書検定の概要
・転職に活用するなら何級を取得するべきか
・検定を活かした転職先

秘書検定とは?試験の概要を紹介

秘書検定は、公益財団法人実務技能検定協会が主催するビジネス系の民間資格です。正式名称は「秘書技能検定試験」で、秘書職に関する知識やスキルを評価する試験です。この検定は秘書のみをターゲットにしたものではなくビジネススキルの向上を目指すもののため、秘書職を志望するだけでなく社会人としてのマナーやビジネススキルを磨きたいあらゆる方が受験できます

秘書検定の難易度は?

秘書検定の難易度は級によって分かれており、2級までは比較的簡単ですが準1級からは面接試験があるため、難易度が上がります。試験は主に筆記試験で行われ、マークシート方式と記述式の問題が出題されます。全級とも試験は理論(職務・一般知識など)と実技(マナー・接遇、技能)に評価基準が分かれ、それぞれの試験が60%以上で合格となります。

秘書検定の内容としては、社会人としての一般常識やマナー、秘書としての職務知識などが問われる検定です。上の画像の通り秘書検定は学生層の受験が多く、合格率は3級までは6割程度と比較的易しいです。しかし2級からは徐々に下がっていき1級では3割を切っています。これは受験層が現役の秘書の割合が高いことが原因で、転職に秘書検定を利用しようと考えている人は2、準1級までを視野に入れて考えましょう。

秘書検定合格に必要なスキル・出題内容をチェック

秘書検定では、以下のような審査基準で検定を行っています。ご覧の通り、幅広い業種で必要とされている社会常識を身につけられます。課題は「報告」と「応対」の2つに分けられ、報告では課題の内容を1~2分で上司役に報告、応対では課題の状況設定で来客役に応対するロールプレイングを行い、評価されます。

出題項目具体的な内容
必要とされる資質判断力、記憶力、表現力、人柄
職務知識秘書的な仕事の機能、上司の機能と秘書的な仕事の機能の関連
一般知識社会常識、時事問題、経営に関する知識
マナー・接遇ビジネスマナー、一般的なマナー、敬語や接遇用語の使用、報告・説明能力
技能会議の進行や手順に関する知識、会議の計画や準備、事務処理、社内文書の作成
☑秘書検定1級面接試験 「応対」課題例
あなたは,山田部長秘書である。
部長は今,会議に出席していて,終わり次第外出することになっている。
そこへ,急だが尋ねたいことがあるので時間が取れないかと言って, 取引先の人が不意に訪れた。

試験日程・受験地

試験日程や受験地は以下の通りです。秘書検定に限らず、資格試験のほとんどは年に数回しか行われないため、試験日や合格発表を自分のキャリアプランやライフプランと照らし合わせながら計画していく必要があります。

試験回受験日受付日程受験地
第132回2024年2月11日 (日)2023年12月4日 (月) ~ 2024年1月16日 (火)全国各地
第133回(未発表)6月中旬頃4月上旬~5月全国各地
第134回(未発表)11月上旬頃9月上旬~10月全国各地

第132回の秘書検定は、2024年2月11日 (日) に実施され、その後も年3回の周期で実施されています。132回は2、3級のみの実施となるため注意が必要です。受験地については、以下の公式サイトで確認してください。

筆記試験会場一覧

2級以下ならCBTを利用して年3回以上のチャンスがある

CBT試験とは、秘書検定(2級・3級)が対象のオンラインベースの受験システムで、柔軟に日時を選択して受験ができる便利なシステムです。このシステムを利用すると、従来の検定試験と同じ資格のレベルや認定基準に従いつつ、都合のいい日に併せて試験を受けることができます。

履歴書でアピールできる2級以上の取得がおすすめ

転職時のアピールには、2級以上の取得がおすすめです。高校生の受験者が多い3級に比べると3級は一般的にビジネスに活用できるレベルと言われ、受験者数も2級が最も多い傾向にあります。2級の試験では優先順位を考えて効率的に仕事を行える技能が問われます。このため、ビジネスマンとしての市場価値を高めたい方には2級以上の取得が望ましいです。2級以上を取得していれば、履歴書に書いて問題ないでしょう。

秘書検定を活かせる仕事

秘書検定は、秘書だけでなくさまざまな業界・職種で活かせる資格です。この検定を活かして有利に転職できる職種を、以下を参考に見てみましょう。

準1級以上なら社長秘書や役員秘書など[秘書]

秘書検定の準1級以上は、大手企業の秘書を目指す人や現役の秘書が受験者の多くを占めるため、合格すればもちろん秘書としてのキャリアプランが開けてくるでしょう。また秘書になるためには資格が必須というわけではないため、2級以下であっても秘書検定に合格すると秘書への転職がしやすくなります。

経理事務などの[事務職]

秘書検定は事務職にも有利です。経理事務や一般事務などのポジションで、秘書としてのスキルや知識を活かすことができます。特に、経理では契約書類の管理や法的な手続きが重要になるため、秘書検定で培ったスキルは経理事務としてのキャリア形成に貢献するでしょう。

ハイレベルな[総務・法務]にも有利

秘書検定は、総務や法務部門でも高く評価されます。総務や法務の求人には「秘書検定保持者優遇」のものが多く、特に準1級以上であれば、総務・法務の専門職としてのキャリアにつながる可能性があります。他にも企業の経営に関する専門知識が必要になる可能性が高いですが、これら管理系の職業を目指すなら準1級以上の取得で有利に働くでしょう。

必要な勉強時間・おすすめの勉強方法は?

秘書検定は2級までの場合そこまで難しい試験ではないため、すでに社会人経験がある方であれば1日1時間の勉強で2週間から1ヶ月以内での合格が目指せます。準1級はさらに増え、さらに一日の勉強量を増やした状態で1~2か月を目安に取り組みましょう。ここでは、そんな秘書検定の勉強方法を詳しく解説します。

実は独学が主流

秘書検定は、例え難しい1級であっても真剣に取り組めば独学でも合格可能な資格です。独学での主要な勉強法として、シンプルなテキストや問題集を用いた学習方法が挙げられます。ただ準1級以上の試験には面接が含まれるため、対人での面接練習をする機会何度か設けることをおすすめします。

通信講座が便利

独学では不安を感じる方や講座を受講する時間を確保できない方には、ユーキャンの秘書検定講座がおすすめです。この講座では要点がしっかりとまとまっているテキストを使用するため、自分のペースで学習を進めることができます。また、秘書検定面接試験の元審査官が監修したDVDでの面接試験の対策も行えます。この講座は社会人の忙しいスケジュールの中でも学習できるため、多くの受験者に支持されている人気の講座です。

通学講座で直接指導を受けられる

秘書検定に合わせて、通学講座を受講することもできます。専門学校や大学などで講座が提供されており、在籍していない一般の人でも受講可能です。大学の場合、専門学校から派遣された講師から直接質問や指導を受けることができます。自分一人では勉強を進める自信が無いという方には、この通学講座を受講することで効率的に知識を習得できます。

秘書検定と合わせて取るならこの資格がおすすめ

ここまで秘書検定について紹介してきましたが、転職に活用する資格が秘書検定だけでは不安という方もいますよね。より優位に転職を進めるために、秘書検定と組み合わせての取得がおすすめな資格をいくつか紹介します。

他の級との併願が可能

まず秘書検定は、他の級との併願受験が可能です。そのため、希望の級より1つ難易度を落とした級も滑り止めとして受験しておくことをおすすめしています。

日商簿記検定

秘書業務では経理業務も関わる場面があるため、特に経理事務や予算管理などに関わる秘書にとって日商簿記検定は同時に取得するのに非常におすすめな資格です。日商簿記検定は、会計基本法から応用まで幅広い知識が問われるため、秘書検定と合わせてビジネススキルを底上げしましょう。簿記は初級から3級、2級1級と続いていますが受験資格はなく、誰でも受けれるポピュラーな検定です。初心者はまずは3級から受験を目指しましょう。

ビジネスコンプライアンス検定

ビジネスコンプライアンス検定は、企業の経営やビジネスマンとしてのコンプライアンス全般に関する知識を測る試験です。総務や法務などを目指すなら、ぜひ取得してほしい資格の1つです。ビジネスコンプライアンス検定は初級試験と上級試験があり、初級試験の合格率は約40%、上級試験の合格率は25%程度と難しい資格ではあります。しかしこの知識を落とすと企業にとって重大なコンプライアンス違反を犯す危険性があり、挑戦する価値は十分にあると言えます。

秘書検定を取得するメリット

秘書検定を取得した保持者たちがメリットを感じているのは、主に以下の点です。

・秘書を目指すなら転職に直結する
・ビジネスマンのとしてのスキルを持っている証明になる

・自信に繋がる
・秘書以外にも有利に転職できる

秘書検定を取得すると、秘書業務に限らずビジネスマンとして通用する幅広い知識やスキルを習得する機会になります。これにより秘書としての実務能力を向上させられるだけでなく、社会人としてキャリアを積んでいく上での自信にも繋がるとの声が多く上がりました。秘書検定は、キャリアアップの機会を広げて将来的なキャリアプランを実現するための一歩となります。

秘書検定を取得するデメリット・役に立たないって本当?

秘書検定は、意味がない・役に立たないなんて声が上がってしまう資格です。そういわれる理由は以下の通りです。

・2級まで問われるのは社会人として常識の知識だから
・即戦力になれる資格ではない
・2級、3級は企業側にほとんど評価されない

ご覧の通り、難易度が比較的簡単なことから役に立たないと言われていることが分かります。確かに2級までは筆記のみの試験で合格率もそこまで低くないため、秘書検定2級のみを頼りに転職活動を行うには心もとないという意見はもっともです。

しかし、秘書検定で学べる知識は全ての社会人に必要な重要なものです。秘書など高いビジネスマナーが要求される職種にはやはり必須と言える資格で、役に立たないなんてことは決してありません。取得が難しくないことから、逆に自らのスキルアップのために挑戦してみてはいかがでしょうか。

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