SNSマーケターの仕事内容は?未経験からの転職方法や必要スキル/資格・向いてる人など解説

マーケティング

キャリアJUMPは、あらゆる職業について徹底解説するいわば『職業図鑑』です。この記事で紹介するSNSマーケターは、企業のブランドイメージと価値を広く一般に伝えるためにTwitterやInstagram、YouTubeなどさまざまなSNSプラットフォームを通じてマーケティングを行う仕事です。この記事では、そんなSNSマーケターのお仕事を紹介いたします。

目次

SNSマーケターの仕事内容
SNSマーケターに未経験で目指すために必要なスキル・資格
SNSマーケターになる方法
SNSマーケターになったその後のキャリア

(文字をクリックすると詳細な部分が読めます。)

株式会社FinT マネージャー
熊谷 聰威さん

2023年に新卒で株式会社に入社。現在は社内でもトップの売り上げを誇るクライアントに対峙し、提案から実行までを管轄。

キャリアJUMP編集部
池尻裕登

YouTubeチャンネル登録者数10万人のキャリアメディア。
あらゆる職種を動画と文字コンテンツで徹底解説します。

SNSマーケターの仕事内容とは?

SNSマーケターの仕事はSNSの運用全般で、SNSへの投稿やユーザーとやり取りを通じてブランドやサービスの認知度を高める活動を行っています。そんなSNSマーケターの仕事内容について、詳しく紹介します。

SNSマーケの仕事の種類

データ分析
SNS広告物の企画立て
インフルエンサーやモデルとの交渉
SNSアカウントの運用

データ分析

まずSNSマーケターの戦略を形作る基盤として、データ分析を日常的に行います。具体的には、SNSアカウントのエンゲージメントやフォロワーの増減などSNSプラットフォームから得られるデータを分析し、効果のありそうな訴求プランを策定しています。また、ユーザーデモグラフィックス(消費者の統計学的属性)や行動パターンの分析も行い、ターゲットを決定します。

SNS広告物の企画立て

分析で得た情報を基に、自社ブランドのキャンペーン商品や通常商品を売り出していく方向性を決定します。具体的にはSNSに投稿する広告物の素材作りやターゲットに向けたキャッチコピー作りなどを行い、魅力的で効果的なプロモーションを行うための企画を立てていきます。

インフルエンサーやモデルとの交渉

必要に応じて、SNS上での広告を打つのに平行してインフルエンサーやモデルにPR案件として仕事を依頼し、よりブランドの注目度が上がるような施策を行います。そのために、ブランドとのコラボレーションが自然かつ説得力のある人選を慎重に行います。その上でPRの具体的な内容や報酬、期間、コンプライアンス確認などを明確にし、双方が納得のいく契約を結びます。

SNSアカウントの運用

SNSマーケターが日常的に行う業務に、SNSアカウントの運用があります。ブランドの声として一貫したイメージや情報を発信することを意識し、定期的な投稿やユーザーからのメッセージへの返信などを行って、SNS上でのブランド力を高めます。また危機管理のスキルも必要とされており、ネガティブなフィードバックや炎上に対して、ブランドを守る適切な対応を行います。

SNS専門のマーケターはまだ少数派なのが現状で、多くのSNSマーケターはWebマーケティングやSNS以外の広告業務などと兼務しています。

Q.SNSマーケティングの仕事の魅力を教えてください。

株式会社FinT マネージャー
熊谷 聰威さん

自分が設計、作成したコンテンツが実際に世に発信されて、ユーザーのリアクションが見れることは大きな魅力だと思います。いいね、RTだけでなく、UGC(口コミ)としてユーザー同士の会話が生まれたりなど、ただ伝えるだけでなく、SNS起点でユーザーが行動に移るのも非常に魅力的です。また使用する媒体や、コンテンツの内容、クリエイティブ、発信元など様々な要素が絡んでいる複雑性もSNSならではだと考えます。

SNSマーケターは未経験でもなれるの?

SNSマーケターは特定の資格が必要ない職業のため、未経験者でも目指すことが可能です。しかし即戦力が求められる専門性が高い職業のため、転職でSNSマーケターを目指す場合は、ある程度マーケティングの知識がある方やSNS運用の実績がある方でないと厳しいのが現状です。しかし、その経験を得るには今からでも遅くありません。Webマーケティング業界の需要が高まってきている今、未経験からでも準備をしっかりと行ってSNSマーケターを目指しましょう!

フリーランスや副業でSNSマーケターを始めるのも手

SNSマーケティングはSNSを利用した職業柄、フリーランスや副業から始めるのに適しています。企業に就職せず1からSNSマーケターを目指す場合は、自分の得意なトピックや分野を取り扱っている企業のSNSマーケティングに片っ端から応募してみましょう。未経験からではなかなか採用されないのでは?と思う方が多いかもしれませんが、特定の分野に精通した方にSNSマーケティングを任せたいという企業は多いです。何か特定の分野に特化したSNSアカウントの運用ができることをアピールすれば、時間はかかるかもしれませんが仕事を獲得することができるはずです。

そうしてフリーランスで「SNSフォロワーが○○人増えた」「手がけた商品がバズった」などの実績を作っていくことで、次第に安定して仕事を獲得していくことが可能になります。

Q.未経験からSNSマーケターとして活躍できる人の特徴は?

株式会社FinT マネージャー
熊谷 聰威さん

ユーザー目線に立てる人。
現在SNSでは企業のPR投稿だけでなくインフルエンサーや友人の投稿など、様々なコンテンツが溢れています。そんな中で、SNSマーケターとしてクライアント様の商品やサービスの情報を的確にターゲットに届けないといけません。広告を使用することもありますが、基本的にはターゲットとなるユーザーが普段どんな投稿を見ているのか、どんな情報だと目にとめてくれるのかを徹底的に考える必要があります。自分がいちユーザー名となった時に、本当に適切なのかを判断できる人は活躍できる人の共通点です。

SNSマーケターを目指すのに必要なスキル

SNSマーケターになるのに完全未経験者では厳しいと述べましたが、SNSマーケターを目指すにあたって身につけた方が良いスキルや経験、有利な資格を紹介します。

論理的思考力と分析力

 SNSマーケターではデータ分析や企画の立ち上げを行うため、データに基づいて有効なマーケティングを行える論理的思考力が求められます。自分のやりたいことをこなすだけではなく、ユーザーの反応や行動から洞察力を働かせてどのようなSNS運用が最適かを見極め、新たな戦略の策定を行える論理的な思考力が必要になります。

トレンドを敏感にキャッチする能力

SNSマーケターには、新しいトレンドをいち早くキャッチしてマーケティング活動に取り入れる能力が必要です。SNSは流行の発信地のため、巷でトレンドになっているものに敏感に反応して取り入れる姿勢が求められます。日頃からトレンドに関心を持ち、リサーチを行っておくとSNSマーケターの仕事に活かせます。

高いライティングスキル

SNSマーケターは、SNS上でユーザーと良好な関係を築くための高いライティングスキルが必要です。SNSはユーザーとの距離が近いコミュニケーションツールのため、商品やサービスの魅力が正しく伝えられるだけでなくブランド力を重視した信頼のおける文章を書ける方が向いています。

Q.SNS運用の仕事に向いてる人は?

株式会社FinT マネージャー
熊谷 聰威さん

相手目線に立てる人
活躍する人の特徴でも挙げましたが、ユーザーの目線を持つことがSNSマーケティングにおいて重要だと考えています。そのため普段より「あの人はどう思っているんだろう」「どんな感情なんだろう」と考えられる人はとても向いていると思います。
好奇心が強い人
SNSは特にトレンドの移り変わりが早いです。新しい情報への感度を高く持ち、コンテンツや施策に取り入れようというスタンスの方は、変化の激しい業界でもすぐにキャッチアップできると考えます。

SNSマーケターを目指すのに必要・有利な資格

Web系資格

Webアナリスト検定

Webアナリスト検定の資格を取ると、Web上のデータ解析の基本的な知識や技術が身につけられます。資格を取得すると、WebサイトやSNSのユーザーデータを分析して効果的なマーケティング戦略を立てる能力があることを証明できるため、SNSマーケターを目指すにはおすすめの資格です。
IMA検定

IMA検定は実技的な資格で、インターネット上で集客を行った上でWeb解析を行って改善する能力が備わっていることを証明する検定です。Web広告の形態と特性、SEO(検索エンジン最適化)などデジタルマーケティング全体を通じた理解が評価されるため、SNSマーケターに限らない広いデジタルマーケティングの実技能力が身に付きます。また、IMA検定では資格所有者の転職支援が受けられるため、SNSマーケターを目指す方に特におすすめの検定です。
ウェブ解析士

ウェブ解析士は、WEB解析に必要な知識と技術を証明する資格です。ウェブサイトやSNSのユーザーデータを収集、分析してビジネス戦略やマーケティング戦略を立てる能力を証明できるため、こちらもあわせて取得するのがおすすめです。ウェブ解析士には資格の更新が必要なため、継続してSNSマーケターとしての専門知識を勉強することが求められます。

広告運用系なら「Google広告認定資格」

Google 広告認定資格は広告系の仕事に就く人なら持っていて損はない資格で、SNSマーケターを目指す方におすすめの資格です。この資格は、Googleが公開している広告に関する基礎~上級レベルの知識(検索、ディスプレイ、ショッピング、動画、アプリ、測定)を問われる試験を通じて、広告運用の多岐にわたる知識を身につけられます。なんと試験はオンラインでいつでも受験可能で、合格すると1年間その資格が有効となります。毎年受験することで最新情報にアップデートできるので、ぜひ毎年受験することをおすすめする資格です。

SNSマーケターには必須?!「薬機法管理者」

薬機法管理者は広告表現の規制である薬機法を専門に扱う唯一の資格で、特に健康食品や化粧品などのマーケティングに関わる方なら必須と言える資格です。薬機法は広告の法的な規制を定めた法律で、これを違反する広告制作を行った場合は犯罪行為となり、企業は重大な損失を被ってしまいます。SNSマーケターが薬機法管理者の資格を持っておくことで法的に適切なSNSマーケティングを行え、企業のリスクを軽減することができます。特にTwitterなどのSNS広告はリーチが広く違反内容が拡散するリスクも高いため、薬機法の正確な知識を身につけていることはブランドの信頼性を保つ上で不可欠の条件です。

また、資格取得は独学ではなくeラーニングを活用できるため、仕事やプライベートと並行して学習を進めることが可能です。法律の勉強になることから難易度はやや高めですが、薬機法管理者の資格は強力な武器となり得ます。

SNSマーケターになるために今からできること

マーケティングの勉強を行って資格を取得する

SNSマーケターはウェブマーケターの一種で、ウェブマーケターのための資格は先程紹介したようにさまざまあります。これらの資格取得のためにマーケティングの基本理論や戦略についての書籍を読んだり、オンラインコースを受講したりすることがおすすめです。マーケティングについての勉強をしっかりと行うことで、即戦力として採用される可能性が高まります。

SNSを活用してコンテンツ作成をしてみる

まずは自分のSNSアカウントを運用し、自分の興味のある分野に関する有益な情報投稿や広報活動を行い、実績を作っていくのがおすすめです。フォロワーの反応に合わせて投稿を適切化していくことで、SNSマーケターのリアルな経験を簡単に積むことができるのでぜひやってみましょう。自分の所属するクラブやチームの公式アカウントの運用も有効な手段です。また、それぞれのSNSプラットフォーム(Twitter、Instagram、YouTubeなど)が持つ特性や機能を理解しておくことで、より効果的なマーケティング戦略を立てることができます。

SNSマーケターのキャリアパス

SNSマーケターの仕事に就いた後、キャリア形成を行っていく手段をいくつか紹介します。

昇進してマネージメントポジションに就く

SNSマーケターとしての経験を積み重ねると、SNS運用チームやデジタルマーケティングチームのリーダーやマネージャーに昇進する機会があります。役職についてチーム全体の戦略や方向性を設定し、各メンバーの業務を監督するのが主な仕事です。SNSマーケティングは広くあるデジタルマーケティングの一部のため、デジタルマーケティング戦略の全体を統括する役割であるデジタルマーケティングマネージャーやCMOなどへ昇進することもあります。

独立または起業する

 SNSマーケターとしてある程度の経験とスキルを身につけた後は、自分自身のコンサルティングファームを設立したり、フリーランスのSNSマーケターとして活動したりする道もあります。独立したSNSマーケターは、クライアントのSNSサービスのサポートや運用を行うSNSコンサルタントに近い仕事内容になります。また、自身の商品やサービスを売り出すためのスキルとして、SNSマーケターの知識を活用することも選択肢の一つです。

広報/PR系に転職する

SNSマーケターから広報/PRへのキャリアシフトは、非常に多くあるケースです。SNSマーケターの仕事で培ったコミュニケーションスキルやSNS広告運用の知識は、企業のメッセージを一貫して伝えてブランドイメージを構築する広報/PR業務に直結します。将来的により給与を挙げたい・大きな仕事に関わりたいと考えている方にこのキャリアパスがおすすめです。

商品企画に転職する

SNSマーケターは、ユーザーとの密接なコミュニケーションを通じて市場のニーズを把握しているプロフェッショナルと言えます。このデータ分析力は、新しい商品やサービスを企画する商品企画にも生かせるスキルで、他の職業で身につけるのはなかなか厳しいです。商品企画は上流工程の仕事なので、より大きな仕事がしたい方におすすめのキャリアパスです。商品企画を視野に入れるなら、マーケットの動向を理解し、ユーザーが求める商品を創出することを意識してSNSマーケターの仕事をこなしてみましょう。

企業がSNSを運用する目的は?

近年SNSを活用したマーケティングや広告運用が増えていますが、中でも企業がSNS上で活用している「企業アカウント」は、独特でユニークなアプローチをするものもあり注目を集めています。株式会社タニタのTwitterアカウントは、単に商品を宣伝するだけでなくフォロワーとのコミュニケーションをラフに行うフレンドリーさが魅力です。例えば、”〇〇な人RT”といった投稿でフォロワーとのインタラクションを楽しんだり、食事や健康に関するユニークなツイートで笑いを提供しています。さらに、他社の企業アカウントとSNS上で友達同士のような掛け合いを行っているのも特徴的です。

これらのアクションによって、タニタはただの健康機器メーカーから、親しみやすく楽しいブランドとしてのイメージを築くことに成功しています。さらにフォロワーとの距離の近さから、SNS上でユーザーから率直な声を拾い上げられるプラットフォームの構築にも貢献していると言えます。

このようなSNS運用は多くの人の目に触れる一方で、炎上のリスクが必ずつきまといます。そこでSNSアカウント運用の専門家であるSNSマーケターの存在が企業にとって非常に重要で、ますます需要の高まっている職業です。

SNSに関連する仕事を紹介!SNSディレクターとの違いもチェック

一般企業の外部向け広報担当

広報担当者は、企業の外部に向けた広報活動全般を担当する業種です。プレスリリースの作成やメディアへの配信、企業のイメージを形成・維持するための戦略の立案などが含まれます。広報担当者は企業のブランドイメージを一貫して伝え、企業の利益を上げるのが目的です。一般企業の広報担当では、SNS以外のウェブ広告やテレビ広告、新聞広告など幅広く取り扱っていますが、SNSマーケターに求められるスキルと概ね一致しているため合わせてチェックしましょう。

SNSコンサルタント

SNSコンサルタントは、クライアントの企業がSNSを効果的に使用するためにアドバイスや提案を行う専門家です。投稿のタイミングや内容の最適化、広告の設定などSNSマーケティングにおける知識の提供を行う、注目の職業です。

SNSディレクター

SNSディレクターは、企業のSNS戦略を統括してブランディングとマーケティング活動を行う職業です。コンテンツの企画から制作や投稿スケジュールの管理、広告運用、そしてユーザーとのコミュニケーションまでを担っている点でSNSマーケターと大きく似ていますが、SNSディレクターの方がより広く経営に関わる深い範囲でSNSマーケティングに携わっている違いがあります。

SNSマーケターに関するよくあるQ&A

Q1: 在宅・フリーランスでSNSマーケターに就く働くことは可能ですか

A:
結論、在宅やフリーランスとしてSNSマーケターになることは十分可能です。SNSマーケターはオンライン上でのコミュニケーションが主な業務なため、在宅勤務が可能なSNSマーケターの求人募集は増えています。しかし、フリーランスとして活動するのには注意が必要です。自分自身でクライアントを見つけてプロジェクトを管理する能力が求められ、さらに収入の不安定さや専門知識を独学でし続ける必要があるなどリスクが伴います。在宅ワークが増えている近年ではフリーランス向けの仕事が増えてきているため、これらのリスクを乗り越えられる人であればフリーランスのSNSマーケターとして比較的簡単にデビューできるでしょう。

Q2: SNSマーケターは将来性のある仕事ですか?

A:
先程開設した通り、近年企業やブランドがSNSを利用してマーケティング活動を行うことはすでに一般的で、その重要性は今後も増していくと予想されます。特に新しい商品やサービスをターゲット層に効果的に伝える手段として、SNSマーケティングは欠かせない要素です。また、SNSプラットフォームが進化・多様化していく中で専門的な知識とスキルを持ったSNSマーケターの需要は高まっていくため、SNSマーケターは非常に将来性のある職種です。

株式会社FinT マネージャー
熊谷 聰威さん

これまではテレビや雑誌などマス媒体での広告が多かったですが、時代はインターネットでのマーケティングに移行しています。また現在SNSを頻繁に使っている層が今後メインの消費者となっていく世の中において、SNSを活用したマーケティングはもはや不可欠といえます。だからこそ、今からSNSマーケティングの力をつけておくことは確実に将来のためになると言えるでしょう。

Q3: SNSマーケターの仕事はきついと言われることがありますが、具体的にどのような点がきついと感じますか?

A:
SNSマーケターの仕事がきついと言われるポイントはいくつかあります。まずSNSは時間に縛られず常に動いているため、タイムリーな投稿や対応が求められて休息が取りづらいと感じることがあります。また、フォロワーとのコミュニケーションが活発なアカウント運営では、ネガティブなコメントへの対応やクレーム対応も必要となり精神的な負担となることもあります。さらに、投稿のクリエイティブな部分や戦略の立案も求められ、常に新しいアイデアを考え出さなければならないプレッシャーも存在します。

しかしSNSではユーザーとの距離の近さがつきもので、SNSマーケターの楽しさでもあります。このプレッシャーをいい意味でとらえ、ある程度緊張感を持ちつつ楽しくこなしているSNSマーケターは多いです。

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